クリエティブ産業国家にも、文化立国にもほど遠い国に

南半球のパタゴニア山系で静かに考えてきました。


日本をクリエティブ産業国家にも、文化立国にもほど遠い国にしないために、今考えねばなら

は何でしょう。

最近私は「日本の常識、世界の非常識」「私の常識,日本の非常識」であり「私の常識、世界

非常識」なのかなと思いはじめています。


「カ・ワ・リ・モ・ノ」生真面目なライフスタイリストと自分で思っていても世界では非常識

のでしょうか?「善悪」「真善美」とかではなく、どこか私の人間らしさとか、自由に生きるや

りかたが面倒くさそうに思われている気がします。年齢だってそうでしょう、物理的な年齢と個

人の生きた人生の深さ、広がりなどは同一視していけないと思います。同じ70代でも、とっ

くに考えも行動も止めた人もいれば、私以上に世界の生活を探検している人もいます。


私は「正義を超える自由」を歌い続けていますが、どうも疎ましく思われている気もします。

小さな問題ですが、アルゼンチンのパタゴニア山系、河川湖沼を巡って、日本に帰ってFBをみ

いたら、私がFoxFireを創り上げたティムコでのファンクラブの事がひとしきりかかれていました

が、最も古くからティムコファでFoxFireのブランドを創造し、当初の立ち上げ全てを総指揮して

いた私のことなど、私が創ったスプルースのロゴを変えてからは誰も知らない雰囲気です。

パタゴニアの店で世界一の売り上げを誇るのは渋谷神宮前の店ですが、このビルはイヴォン・シ

ュィナードと私のフラット・クリークでの釣りによって生まれた店です。

14年前のオープン当時は1軒の建物を成立させるために、私も3階に赤字覚悟でオフィスを

ていました。その他の店もすべて元私のスタッフを使ってくれているのはうれしいのですが、最近

店に行けば私のことなど全く聴いた事も無い風情です。

パタゴニア渋谷の立地のレベルを上げるために、自分の個人資産出してhhstyle.comに経営参画

妹島和世デザインの店を創り、キャットストリートを良くする会を運営していましたが、売

げを取れるようになれば、もう忘れ去られてしまっています。息子を私の代理で行かせたら

されて帰ってきました。腹立たしい限りです。


中国では「最初に井戸を掘った人の事を忘れるな」と言い続けられているようです。今はその気

も風化し始めています。でも、アウトドア仲間ぐらいは友情や想い入れを語り継ぎたいもんだね。

アルゼンチンのパタゴニアに釣りに行けば、ジム・レパイン、私、アルフレド・ズビリ、ハリー・

ブレスコの硬いつながりはより強いものがあります。

確かに私は現在、ノースフェイスのアドバイザーをしています。自分の服もすべてノースフェイス

から提供を受けています。

しかし、相変わらず、イヴォンと別荘は隣同士、しっかりとした釣り仲間の絆で結ばれています。

東急ハンズ、東急プラザ、QFRONT(ツタヤ渋谷)すべて私が鋭意努力して創り上げた業態であり

前であり、ビルです。立て替えたり、リニューアルするうちに創造の現場は意味のないものになっ

てしまうのですか?

ワイルドワンも創って20年になります。映画「さかなかみ」には協力をしていただけそうで喜

でいます。映画づくりでも新しい仲間が出来て、さらに映像世界でなにか大きなことをしでかして

やろうと思っています。

開高健のサントリーのために創った言葉。

「人間らしくやりたいね、人間だからなあ」は心に残っています。この言葉いいですね!

 

エディーバウアーのダウンベストが欲しくて、

アバクロンビー&フィッチのランディングネットが欲しくて何度も店の前を徘徊した若い頃は、

い昔になりました。

エディーバウアーはギャップ、ユニクロのような量販カジュアル、アバクロンビー&フィッチと言

高級アウトドア店はアバクロとなりチョイ上カジュアルに成り下がってしまった。

アバクロンビー&フィッチもエディーバウアーもオーナーが変わり経営者が変わり、資本の論理

創造の論理を超えたと同時に風化し、液状化し始めるのは止めようがないようです。パタゴ二アの

創業者イヴォン・シュナードが深い思考に入っている頃、私は生活や釣りを共にする事が多かった。

「どうしたら企業を大きくしないで持続可能に出来るだろうか?」

「企業の自動作用は止められない、自己運動して行くのをすこしきまじめな方向へ変えられるの

関の山だろうな・・・」私たちはそのような会話をしていた。


TSUTAYAを創業されたCCCの社長は、ごく初期の頃から私の「ファッション化社会」を読んだこと

創業のきっかけであり、今があるとおっしゃっていただいています。だから今も2人の共感で大き

なプロジェクトが実現して行きます。その増田さんが東証一部上場までされ、事業が拡大を続けて

いても自分の信じる事業を推進するために上場廃止してまで、代官山にT-SITE「蔦屋書店」を創造

されました。株式の公開が決して最適解でないことは解っています。が,結局,資本の無知が激流

をはじめて、資本の自動作用が原点を押し流し、常識を変え、源流を喪失して行くのでしょうか・

・・事業が拡大すれば,資本も増大するかもしれませんが、そのために創造行為が犠牲にならない

で、適切な規模の企業を続けるにはどうすればいいのでしょうか。


アメリカも含めて借金の膨らんでばかり行く世界の自動作用がどうしたら止められるのでしょう

・・・


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