映画「さかなかみ」のための環境音楽
・プロデューサー 浜野安宏
・演奏 日野皓正
・コーディネーター 藤本晴美
ヒノ・テルマサの神道的音楽が「さかなかみ」を呼び込む
2014年 早朝
朝から、異常に研ぎすまされた頭を整理しきれないでおります。
だから、大きな、大きな創造の爆発を期待してこの文を記す。
新人映画監督ANKOU HAMANOの熱き想いとコンセプト
世界のトランぺッターTERUMASA HINO の感性と表現
出会い、激突、抱擁、対峙、自律し、連帯して行けるか?
打ち合わせも無く、再会し、ANKOU HAMANOが執念の映像を提示して、TERUMASA HINOが
全霊で感じとり、音にして絞り出す。
映像がたぐいまれな才能によって、さらなる生気を放っていく瞬間を見たい。
映画「さかなかみ」に命が吹き込まれる3時間。
1対1でぶつかり、合流し、やがて偉大なる干潟へ大海へと注いで行くその時が今来る。
彼は演奏の前食事をとらないという。私もそうしようと思う。
午後2時 映画から映像を見せながら、感覚のセッション
午後2時半 録音開始
緊迫の演奏、多重の録音
神道的旋律の説得力が凄い
圧倒されています
ヒノ・テルマサ!ブラボー
これで映画「さかなかみ」の音楽は世界に胸を張れる。
録音が終って、全身を尖らして音を聴き、張りつめていた気分を解きほぐす役は日野さんが
やってくれた。それを引き出したのは通称ペコこと、藤本晴美さんだった。1968年に私
とMUGENを創った照明ディレクターである。
世界のVIPに信頼が厚く素晴らしい人脈で今も一線で総指揮をやっている。
1昨年ペコさんに私の50周年「想いの実現パーティー」総指揮をお願いした時、日野さん
がサプライズで登場、素晴らしい演奏をしてくれたのが、今回の映画音楽に繋がってきた。
「イトウ五重奏」と名付けたい名演奏が生まれました。節目節目に出てくる、欲しい音楽は
全て吹いてくれました。
どうかお楽しみに。