Q・AX Quest Action Exchange
映画のあるライフスタイル:5館のミニシアター・コンプレックス+カフェバー・レストラン
Q・AX CINEMA完成御案内
総合プロデューサー 浜野安宏
映画の宿命は上映して、観客に見せなければ、作品が成立しないということです。
私は映画を一本も撮ったことの無い映画監督といわれています。日大の芸術学部を卒業してから、なんども映画を作ろうとしてきましたが、映画づくりの手法で始め、いつの間にか本業になった、ファッションや都市、建築のプロデュース、ライフスタイル・プロデューサー業がいそがしいのと、日本映画業界の市場特性に阻まれ、私の撮りたい映画を制作するのは大変難しかったのです。
しかし、やっと安心して映画づくりに執着できる時がきました。私自身が理想の映画館と映画館のある街のライフスタイルを作る事に参加でき、納得のいくプロジェクトになったからです。映画のあるライフスタイル:5館のミニシアター・コンプレックス+カフェバー・レストラン。
同じ意識を持った仲間が結集しました。理想的に実現しました。
誰が映画館を創ってもいいのだ。
ニューヨークはソーホーのアンジェリカ・シアターのアンジェリカ・サラーさんとの出会いは私をミニシアターコンプレックス設立に駆り立てました。
カルチャーコンビニエンスクラブの増田宗昭さんに相談に行き、平成13年4月に会社を設立し、アンジェリカを顧問に招いて学習してきました。あれからもうすぐ5年になります。増田さんのおかげでレントラックジャパンが経営に乗り出してくれました。渋谷の丸山町の文化事業としてやっと開業にこぎつけることができました。
宿命的に人の往来の多い場所での立地探しは、値段が高すぎ困難を極めました。「ユーロスペース」の堀越さんが2館加わり、内藤弁護士の「シネバベーラ」が1館、「Q・AX」が2館、計5館にカフェバー「シァター6」が揃いました。みんなでやろう!決定的なソリューションとして、土地を買って建てる事にしました。
Q・AXシネマの建築は私と多くのプロジェクトを共にしてきた、北山恒さんに頼みました。多様な関係者の個性的な要求をパズルでも解くような寛容さで建築空間にしてくれました。彼とのコラボレーションでキャットストリートの形成にキッカケを与えたように渋谷、丸山町を勢いづかせます。
ミニシアターが増えれば、日本映画の本質が上がる。
私たちが試行錯誤している間にも渋谷はミニシアターが増えていきました。小さいが主体性のある映画館が増えて。活発な議論が交わされるカフェのイスが増える事が街の文化を創ります。日本映画の質を高めます。
近代の都市計画や大規模再開発は街角の映画館やカフェを消失させていきました。工学と経済学だけでは街は活性化しません。大企業と行政支配の大規模開発、再開発で人寄せパンダの役割をする大型のシネコンではなく、街角にストリートに親しく映画が関わっていなければならないのです。
Quest探求せよ、Action行動せよ、Exchange交換せよ
Q・AXプロジェクトは決して今流行りのファイナンスゲームのように楽なビジネスではありません。しかし、楽しい街づくりのコンテクストには不可欠なコンテンツです。
渋谷の真ん中にイタリアの山岳都市のように変化に富んだ人間の街が残されていました。
私たちはここ丸山町周辺を映画と音楽を探究し、行動する交点とし、人間の文化を開花させます。非人間的な土木工学による都市の論理や大企業の利益至上主義ではない人間都市界隈の存在の証明をしていきます。
「一時代前のメディアがアートになる」とマーシャル・マクルーハンがいいました。デジタル・テレビジョンの時代に映画というメディアはまさしくアートになります。アート・フィルムが街角に文化を再生するのです。
Q・AX シネマ 総合プロデューサー
キューアックス株式会社 取締役









